アバンテが聴きたくて!~フロンターレのマッチレビューブログ

Jリーグ 川崎フロンターレのマッチレビューを主に書いていきます。

落胆からの等々力劇場! 2016Jリ ーグ 1st 第6節 川崎×鳥栖 マッチレビュー

いわん太です。


等々力劇場で首位返り咲き!!
思わず感涙してまういわん太でありました。
それでは本日のスタメンです。
じゃん!

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 (川崎)

満を持して嘉人、リョータが戻る。そして、憲剛を一列上げる形。そしてサイドはドリブル突破が魅力なノボリを先発に起用。サブは、新井、武岡、タッピー、原川、森谷、狩野、ミヨッシ。

(鳥栖)

多少の変更があったものの中軸はスタメン。3ボランチの両脇のキム、チェの韓国人コンビが務める。トヨグバがこのチームの生命線。

【展望】

展望で上げていたポイントは3点。

①ビルドアップ隊の3人(奈良、エドゥ、リョータorネット)が鳥栖の3人のプレスを攻略できるか。

②サイドの1on1

③中盤でボールを奪いショートカウンターを繰り出せるか

【試合】 

予想通り川崎のビルドアップ隊に鳥栖の4-3-3の前6人が網を張る。

そこにリョータ、ネットが見事に捕まってしまい嘉人の見事なミドル以降ショートカウンターを受けまくる。とにかくセカンドボールの回収がなかなかできない。

途中からリョータを右ハーフ、憲剛がボランチ、悠をFWに配置替えをし少しはよくなったがなかなかチームとして調子が上がらないまま。たまらずリョータに変えタッピー投入したがそのまま前半が終了。

後半は、前半戦よりも多少マシになるがネットの場所で捕まることと競り合った後のセカンドボールが相変わらず回収できない。たびたびショートカウンターを浴びるがソンリョンを中心としたディフェンス陣が踏ん張り耐える。

残り20分あたりでエウソンを前に上げるべく武岡を投入すると左に移ったタッピーがバイタルを使い始めて流れがようやく川崎のペース。

そしてようやく最後まで狙い続けられたネットに変え原川を投入。その原川が流れを変え相手の間で受けはじめリズムが出てくる。しかし憲剛を中心に嘉人に集めるが惜しいところまで持っていくかが決まらない。嘉人のシュートがオフサイドになり試合が終わりかけたその時…

1-0!

タッピーの縦パスを悠が得意のクイックターンからの弾丸クロス!

そしてそこに百獣の王・川崎の嘉人が豪快なヘッド!!

歴代単独得点王となる159ゴール目を決めそのまま試合終了。

すごかった!!感動した!

やっぱり3年連続得点王はものが違いますね!!

まさに等々力劇場となった今節で浦和からすぐさま首位奪還!!

なんとか勝利をおさめました。

【総評】

 まさに等々力劇場!

この勝利はでかい!!

今年はいつもとは違う!!




…と言いたいところですがそうも言っていられないのが現状。

川崎の今季のウリは

①正確なビルドアップ

②ボールの回収

の2点で圧倒的なポゼッションを誇りながら相手を押し込み、そこからドルトムントのように中央突破からサイドアタックや裏抜けなど多彩なバリエーションで相手を崩すことを理想としています。

ここ数試合は川崎のリズムで試合ができていないのは展望でも書いたビルドアップと守備時のプレッシングができていないのがすべての要因です。

その理由は

サイドハーフの位置

・相手のロングボール対策

になります。

サイドハーフの位置は鹿島戦でお話しした通りで、とにかくボランチ2人のフォローを誰かがしないとレベルの高いプレスに対しては個人のクオリティだけだと剥がし切れないと思います。相手を引きつけ素早く展開しないとすぐ網にかかってしまいます。

なのでリョータが右にいったときは結構いい感じだと思って見てたのですが少し試す時間が短すぎました。やはりサイドのハーフには森谷か狩野のようなプレイヤーが1人必要でした。

もう一点の敵陣でボールを回収するためには相手を押し込むこと相手側がショートパスでビルドアップする時プレスをかけることで成立します。

つまり相手のCBやGKのロングボールからポストプレーヤーに出される場合にはあまり効果がないため、ボールホルダーにチェインジングしてロングボールの精度を下げさせることが重要です。またコンパクトなディフェンスにするためラインを高くあげるスイッチもなりますからFWのチェインジングはロングボールで組み立てるチームが相手の場合とても重要なのです。

この試合、鳥栖のビルドアップ時は選手を広くポジョニングしプレッシングの的を絞らせませんでした。そうすることで川崎の選手間を広げさせました。このような時いかにコンパクトにプレッシングできるかが今後の課題となります。


とは言え昨年までなら確実に負けていただろ展開の試合をひっくり返したのはでかいです。

4月のいわん太勝点ノルマは10~8。すでに4あるので残りFC東京、浦和、ガンバで2勝1敗なら目標達成です。

以上の2点をどこまで修正できるか注目です。

では採点です。

【採点】
1.ソンリョン 7.0

嘉人の劇的なゴールがなければ間違いなくMOM。抜群のキャッチングと確実なロングキックで最後のゴールの起点に。

2.奈良 6.0

最後までしぶとい守備が光りエウソンの空いたスペースもカバーリング。しかしビルドアップはまだまだ改善の余地あり。

23.エドゥアルド 6.0

日本屈指のポストプレーヤートヨグバに少しやられた感はあるもネットの奪われた後のシャトルランによく耐えた印象。

18.エウソン 6.0

ボールロストが少し多かったか。やはり攻撃で魅力を発揮する選手。サイドハーフが適任のポジション。カットインでチャンスを作った。

5.ショーゴ 6.5

前半は守備に追われることが多かったが、後半は適切なタイミングでオーバーラップをする。回りのフォローが少し足りなかったがそれでも早くもこのポジションも慣れた感はさすが。

21.ネット 5.0(▽82’)

正直変えるのが遅かった。チームのシステム的な問題もあるのだがピンチの起点になってしまった。今後の改善に期待。

10.大島 5.5(▽40’)
無念の途中交替。ネットとのコンビでビルドアップがまともにできなかった。川崎のビルドアップはこの男にかかっている。

2.登里 6.0(▽82’)

サイドの1on1で長所を発揮した。もう少しチームでボールが持てれば輝いたかも。でも最近川崎にはいないのがドリブラータイプは希少な存在。

11.小林 6.5 1アシスト

今日は得意の飛出しにパスが出てこなかったが最後のアシストはさすがのクオリティ。

14.憲剛  6.5

月間MVPの実力を発揮。少し守備面であたり負けが気になるところ。

13.嘉人 7.0   MOM 1ゴール

このゴールは本当にすごい!まさに気持ちでプレーしている嘉人らしい豪快ヘッド!そして歴代最多得点!最高です!

6.田坂 6.5(▲40’)

どの位置でもプレーできる安定ぶり。左に移動してからはバイタルを制圧。仕事を確実にこなした。フィジカルが上がっている印象。

17.武岡 6.0 (▲72’)

対人の強さはさすが。このポジションに控えがいないのが気がかり。

15.原川 採点なし(▲83’)

採点なしだかさすがU23のレギュラー候補。腕の使い方がうまくなった印象だった。

ヤッヒー監督  6.0

交替はまずまずだったがネットを引っ張りすぎた感はある。しかしリーグ戦でネットをデビュー、リョータの試運転、武岡の消耗を軽くしての勝利はかなりでかい。

 

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