アバンテが聴きたくて!~フロンターレのマッチレビューブログ

Jリーグ 川崎フロンターレのマッチレビューを主に書いていきます。

システム変更を駆使して勝利した川崎の実力 2016Jリーグ 2st第5節 川崎×FC東京 マッチレビュー

いわん太です。

 
しぶとくも勝ちきりましたね!
いやー本当今年は勝負強い!
 
今日はヤッヒー監督してやったりと言った感じではないでしょうか?
それではマッチレビューしたいと思います。

スタメン

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(川崎)
憲剛がリョータ不在のボランチに久々の復帰。何よりです。橋本は2試合連続のスタメン。リョータ不在の影響がどのような形ででるのか注目です。サブには前節に引き続きエドゥが入っています。
 
ムリキ、ネイサンバーンズの2トップは嫌な存在。特にバーンズに関しては1stゴールも決められているため要注意。スタメンは揃ってきているのに何故か勝ちきれないのは不運なのか。
※この試合の敗戦を受け、城福監督が解任されました。他クラブのことなのであまり多くは語りませんが、昨年あれだか堅守を誇った守備ブロックが見る影もなくなってしまったことの責任は大きいのかもしれません。
 

憲剛をボランチに選択

さて川崎はリョータ、原川不在時の1戦目になります。
リョータの変わりは怪我明けの憲剛。
出るからには大丈夫だと思いますが、大事を取って休ませられないのが今の川崎の台所事情。このポジションで任せられるのは憲剛しかいないというヤッヒー監督の結論になります。
 
リョータ不在時の一番の問題は、
「中盤の運動量とスピード」
つまり
・リョータの運動量で保っているボールロスト時の回収率の低下が懸念されること
・リョータのもう一つの良さである俊敏性で相手のブロックを1枚剥がしてバイタルへ運ぶドリブルがなくなること
 
の2点に対して、チームとしてどのように考えるかがポイントとなります。
 

試合・総括的

   FC東京は4-4-2のブロックを敷き、快速のバーンズ、ムリキ頼みのカウンター狙いが基本コンセプト。中でも2トップはプレスバックも積極的に試み何度か川崎陣内でボールを奪うことに成功していました。
 
   一方川崎は、憲剛がボランチに入ったことでゲームメイクは憲剛を中心に、中央へのボール配給をしながら左右の両サイドへボールを配給していきます。このダイナミックさが憲剛不在時の新潟戦、磐田戦になかったゲームメイク力です。ただしこの日は動きがあまりよくない印象。ポジション的な問題もありますがロストが目立ちました。
 
   また憲剛がボランチの位置にいることで守備陣への負担が大きかったと思います。運動量と守備のカバーリングに関しては、ネットがよく憲剛をフォローしており、この試合大車輪の活躍を見せました。
 
   ただこの日は、前半の序盤はよかったのですが中盤から中央をコンパクトにし完全に引いて待ち構える東京のブロックの前に、中央突破の時のロストが目立ってきたことと、やはりリョータのいないためその後のボール回収率が悪かったように思います。
 
流れを変えたのは60分の川崎の選手交替。
大塚に変えてエドゥ。そしてボランチの位置に谷口を上げ、憲剛をトップ下にする配置。
 
狙いは憲剛をバイタルに近い位置でラストパスを出させたいことと相手を撹乱させたいこと。
 
そしてそこから10分後の70分頃に3-4-3に変更。
 
何故したのかはヤッヒー監督の試合終了後のコメントから、前が渋滞していたためとのこと。
つまり、嘉人、橋本、憲剛の部分でかぶりすぎていると判断したヤッヒー監督は、ビルドアップ時にネットが下がり最終ラインに吸収する形でビルドアップをしていた部分をエドゥに固定し、サイドバックのエウソン、車屋を高く上げサイドで数的有利を作り東京ディフェンス陣を混乱させる狙いがありました
 
これが見事に機能し、嘉人がバイタルエリアで受けることができるようになり完全に川崎ペース。そして最後に車屋のクロスから悠の一撃で勝負を決めました!!
 
今回の勝因は、
ヤッヒーが3-4-3をあのタイミングで選択した采配がズバリ当たったこと。
そして、
このシステム変更に瞬時に対応できた選手の対応能力。
 
これに尽きると思います。
 
この3-4-3は、昨年まで採用していたシステムで、今までチームで培ったきたもの以外何ものでもありません。
 
この勝利はヤッヒーフロンターレ5年での積み上げが垣間見えた瞬間であり、いわん太的にはヤッヒー監督の今シーズン一番の采配ではなかったかなと感じております。
 
いずれにしろ年間首位&2st首位であります。
次は、神奈川ダービーでアウェイの湘南戦です。
いわん太的には川崎がJで最も苦手にしているチームではないかと考えております。
この順位にいるのが不思議なくらいで苦戦は必至です。
 
百獣の王も吠えております(笑)
しぶとく、粘り強く、そして焦らず戦って勝ち点3をもぎ取ってほしいと思います。
 
それでは採点です。

採点 10点満点で6.0が平均点

1.ソンリョン  6.5 MOM

後半のムリキの抜け出しをシャットアウト。完全に1点ものを防いだ川崎の守護神。

そのあとの冷静な表情がかっこよすぎます。いわん太的にはMOMです。

5.谷口 6.0

バーンズ、ムリキのスピードに何とか対応。決定機は一回だけと及第点の働き。

4.井川 6.0

うまい体の入れ方がひかり安定感があった。エドゥが復帰した場合は、バックアップに戻るのか。

18.エウソン  5.5

おしいマイナスのクロスを送り決定機を演出したが全体的に低調な印象。この男もっとできるはずだ。

20.車屋  6.5 1アシスト

決勝アシストを決め、ここ最近の好調さを継続中。このまま継続してほしい。

14.憲剛  6.0  

ロストが多かったが、及第点の働き。ただし、守備への影響を考えると左サイドかトップ下が最適か。

21.ネット 6.5 

憲剛とのコンビで守備面での存在感は絶大。

11.悠 6.5  1ゴール

何度も絶妙な飛び出しを見せるもこの日は1ゴールのみ。前半のGK交わした場面は決め欲しかった。

7.橋本 6.0(▽82’)

スキルの高さが光り、運動量が豊富で攻守に精力的に動いていた。ただ何か結果がほしい気持ちは痛いほど伝わったがゴールには結びつかず。

27.大塚  5.5(▽60')

序盤におしいシュートシーンがあったが徐々に存在感がなくなってしまった。嘉人とのコンビネーションにスタメン定着の糸口を掴むきっかけになるか。

13.嘉人  5.5

最後の決定機は決め欲しかった。ただ、ゼロトップとしてチャンスメークは出来ていた。

23.エドゥ 採点なし(▲60')

井川、谷口にはない高さ&スピードを改めて証明。復帰すればさらなるディフェンス陣は安定するこの間違いなし。

17.武岡 採点なし(▲82')

ヤッヒー監督  7.0

3-4-3への切り替えは、今季一番の采配。非常に的確に状況を判断し行動に移した。本当に勝負強くなったなー(笑)

 

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