爆買い広州に価値ある勝ち点1!! ACL 第3節 広州恒大×川崎
いわん太です。
しぶとくなりましたね!
広州恒大AWAYの地で、勝点1を取れれば合格点でしょう。(ホントは、勝ちたかったですが…)
【スタメン】
タッピーがスタメンかと思いきや、怪我の模様。イガが代わりに入り、板倉をボランチ、リョータが左サイドハーフと守備に重きを置いた布陣。というより、ぶっつけ本番だったのか練習でやったことがあるのか(笑)
柏戦でプレッシングがハマりにハマったので、プレスの強度を増すために、リョータをサイドに配置にし、ロングボール跳ね返すために板倉を起用したプランだったと思います。
まずは守備から。
鬼木さんの色が出ていますね。
【試合のポイント】
①フェリポンもリサーチ済み?川崎のプレッシングをかわすコツ
②鬼木采配的中!的確にゲームの流れを読み取った監督としての力量
③アジアのメガクラブ広州恒大の真の力とは
①フェリポンもリサーチ済み?川崎のプレッシングをかわすコツ
前半から相手を圧倒する!!
と、この日も意気込んで試合臨んだと思いますが、ものの見事にやりたい放題やられた開始からの30分間でした(笑)
川崎のゲームプランは、前線からのプレッシングでハメ込む柏戦の再現でした。しかし、広州があまりつなぐサッカーではないのか、フェリポンがしっかりリサーチしていたのか(恐らく後者だと思います)、プレッシングがハマまりませんでした。
理由は簡単。広州はショートパスでビルドアップする気がなかったからです。
憲剛、阿部ちゃんがプレスに行くと詰まる前にGKへ戻し、フロンターレ陣内へドーン!!あとは五分五分の空中戦に持っていき、こぼれ球を個人の能力で勝るブラジル人トリオに渡して、あとは頼んだ!!というまさにチームのストロングポイントを最大限に生かした戦法でした。グラール、アランはプレスバックをしっかりしてきたので、川崎陣内でかなりボールを拾われました。(このへんが、守備をしないジャクソンマルティネスが選ばれていない理由ですかね。)
粘っていましたが、アランのスキルの高いシュートで一点取られてしまいました。正直、この時間帯のシュートは、どれも決められなくて助かったレベルが多かったです(笑)
こうして相手を守備で圧倒する川崎のプランは、ものの見事に崩れ去ったのでした。
②鬼木采配的中!的確にゲームの流れを読み取った監督としての力量
しかし、鬼木さんはかなり思い切った采配を振います。
ずいぶん思いきった交代。まあボランチがあまりにも機能していないので、しょうがないか。
— いわん太 (@avante_iwanta) 2017年3月14日
このコンビでポゼッション出来なければ川崎に勝ち目はない。
問題点は、まさにここで相手のプレッシングを剥しながらビルドアップする川崎らしさを出すことができていませんでした。後は、最初から懸念だったここ。
右サイドバックは、イガ。
— いわん太 (@avante_iwanta) 2017年3月14日
ビルドアップ能力を買ってのこと。スピードには期待できないため、どう違いを見せるのか
ノボリを右サイドにもってきて、イガを真ん中に配置しなおしました。(なぜイガで行けると思ったかが、疑問ではありますが…)
本来の状態にしてからは、後半も含め一方的にボールを支配しました。あえて下がったのかなと思いましたが、川崎のように組織的にプレッシングする力があるように見えなかったので、これは相手を下げさせたと言っていいと思います。間違いなく川崎のビルドアップ力が通用する証拠であり、かなりの自信となったでしょう。
そしてもう一点秀逸だった采配が、途中出場の森本からミヨッシ!!普通ではありえない采配ですが、明らかに森本があっていませんでしたので英断だったと思います。
効果は、残り時間もなくありませんでしたが、監督として力を示した采配だったと思います。
③アジアのメガクラブ広州恒大の真の力とは
アジアのメガグラブ広州恒大。
— いわん太 (@avante_iwanta) 2017年3月14日
その真の力は、サポーターの力が大きいのかもしれない。
最初の30分間まともにプレーさせてもらえなかったのは、間違いなくアウェイの雰囲気に飲まれたから。
そこから修正して勝ち点1を取れた経験は、大きな財産になる!
所謂ホームアドバンテージと言われるものなんですが、欧州ではホームの無敗記録継続中なんてものも、ちらほらあるぐらいホームチームが有利と言われています。もちろん本来であればイーブンな関係ですが、審判がプレッシャーに負けてホーム側に有利な判定をしたりすることもしばしば。
何の力が働くのか。それはサポーターの力。それ以外考えられないのです。
先週行われたCLのバルセロナ×パリSG戦なんて、まさにカンプノウの力=サポーターの力が起こした奇跡だと思います。
この試合の開始30分間、あのリョータがあれほどボールを失っているのは、久しくみていませんし、明らかにチームとして普通ではありませんでした。
広州恒大が2度アジア制覇を成し遂げている力は、まさに難航不落のホームの雰囲気がさせた力なのではないかと。
その中で、ゲームの中で修正し勝ち点1を取れたこと、海外との経験の少ないこのチームに取って素晴らしい経験になるでしょう。
それでは、採点です。
【採点】
1.ソンリョン 6.0
5.谷口 5.5
7.車屋 5.5
2.ノボリ 5.5
4.井川 5.0(▼60')
10.リョータ 5.5
21.ネット 5.5
28.板倉 5.0 (▼34’)
14.憲剛 6.0
11.小林 6.5 1G
8.阿部 5.5
9.森本 5.0(△34’)(▼81')
16.長谷川 5.5(△60’)
13.ミヨッシ 採点なし(△81’)
鬼木監督 7.0
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