2016Jリーグ 1st 第3節 川崎×名古屋 マッチレビューその2
いわん太です。
後半はしびれる展開でしたね。
後半は、狩野out→森本inでスタートです。
理由は明白で、
嘉人と狩野の動きがもろかぶりだったためです。
・嘉人は下がってパスを受けたい=狩野もパスを受けたい。
・嘉人は飛び出したい=狩野も飛び出したい。
となっていて、縦の関係を二人で作れなかったため、ザ・センターフォワードの森本を前に置いて嘉人は自由に動くという今年のデフォルトの交代で後半に挑みます。
前半最後の方はエウソンと絡みいい感じだったんだけどな…まあ仕方ない交代でしょ。
一方名古屋も、レフティモンスター監督から
「前プレいけや!!」
と指示があり、後半はプレッシングをかけてきました。
これは、
DFラインを上げ、奪う位置を高くする
ことによって
いい位置で巨人にポストプレーさせたい
and
そのままショートカウンターを狙いたい
という意図がありますが、日本一のプレッシングを先週攻略している川崎は問題なく攻略し、前がかりになっているDFラインのサイドをついていきます。
しかしこの日はブンブン無双は見られません。
何故なら元日本代表(FWで)鉄壁の矢野先輩がいたからです。
さすがドイツ帰り、体の使い方が巧みです。
そうこうしていると奈良ちゃんがミス!!
前プレに詰まりボールを失うとあの男が…
???「逃さんっ!!」
前半まったくいいところのなかった
ナガバメヤンこと永井
がスピード違反のダッシュ!!
あっと言うまに奈良ちゃんを置き去りにしゴール前へ。
本当に永井か!?と言わんばかりのコントロールショット!!
1点を覚悟しましたがソンリョンのスーパーセーブ!!
助かりました。味方とブラインドになっていたけど素晴らしいセーブでした。
(余談)
ある疑惑が浮かんできました…狙われてますかねこのブラインドになった時のシュート。
まだ確定したわけではないですが通常GKとDFラインとのコミュニケーションでシュートコースを消したり、コースを限定させGKが守りやすい位置にDFを配置できるようにコーチングするのが基本。
もしくは練習中に基本配置を体に叩き込んでおくのですが、この経験がこのDFユニットには圧倒的に足りない訳です。言語も違うし…大丈夫かな。
あまりにも迷いなく打ってきたので…
湘南戦の2点目。今日の1点目も決められてるし。
おそらく個人能力の高さでスーパーセーブにできましたが、これから狙われる予感がします。もうしばらく様子見ましょう。思い過ごしならいいのですが…
そしてこちらが自陣に戻って、これかカウンターって時に左サイドで野獣が牙を剥きます!!
1-2
逆ロッベンかよ!!
というビューティフルゴールを決められ逆転。
これもソンリョン反応できず。取れないにしても反応してほしかった。
つまり、GKとしては意表を突かれている=シュートモーションが見えていない可能性が…
まあとは言ってもこれは無理でしょうね…それほどいいゴールでした。
だがこのお手上げともいえるゴールもしっかり検証すると…
①永井へのサイドチェンジ
ここまではまだ問題ない。ゾーンで守れてる。(本当はもっと選手間を絞るべきですが)
②ここも全く問題なく2対1。
谷口「とりあえず縦へドリブルさせないように間合いをとってエウソンと潰す!」
③潰すとき
永井「シモビッチ!!(キックフェイント)」
エウソン「させん!」
谷口「えっ、なんで!?かかりすぎやろ…」
永井「ひかかった!!」
谷口「まだリョータとか長老いるし大丈夫だろ…」
④永井のカットイン
永井「ラッキー!このまま谷口振り切って次誰か来る前に打つ!」
谷口「マジかよ…まあでもまだ中盤いるし」
リョータ「…あれっ!」
憲剛「…はやっ!」
⑤終わった瞬間
となっています。
決して防げない失点ではなく、スペースの把握と適切なポジショニングができていれば守れたのです。
但し、この永井カットインからシュートまで約2~3秒。事前に適切なポジショニングができていれば一瞬の攻防では間に合いません。
これが俗にいう戦術理解度と言われる部類のものでチームとして根本的にかけているものだと感じた一瞬でした。
等々力にいつものように開幕ダッシュに暗雲が…
まさかのその3へいきます。
いよいよ等々力劇場のクライマックスです。
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